リル・ナズ・X『Late To Da Party』は、BET Awardsに対しての怒りの曲!?この曲に込められた思いとは?

こんにちは!from scratchです✈️

今回は、
リル・ナズ・X(Lil Nas X)と、ヤングボーイ・ネヴァー・ブローク・アゲイン(NBA Youngboy)の
最新コラボ曲『Late To Da Party』
について解説をしていきます!

 この記事では

・曲の内容
・リル・ナズ・Xが、” BET Awards 2022″ にブチギレ
・『Late To Da party』の意味

について取り上げています。


大人気ボーダーレスアーティスト、リル・ナズ・X(Lil Nas X)が、2022年6月24日に、『Late To Da Party』をリリースしました。

この曲は同じラッパー、NBA ヤングボーイとのコラボ曲で、ミュージックビデオは配信から3日で500万再生と現在話題の曲です。

そんな『Late to Da Party』ですが、実はフル曲名は『Late to Da Party(F*ck BET)』と、付属で(F*ck BET)がついており、これには、ある深い意味が隠されているんです。

早速見ていきましょう!


〜Youtubeでの公開動画〜

 この曲の内容

『Late To Da Party』は、” BET Awardsに対して、リル・ナズ・Xが怒りをぶつけている “
という内容です。

その前にまず、BET Awards 2022 が何なのか分からない人のために、軽く説明しておきます。

 BET Awards 2022 とは?
BET Awards は、毎年6月に開催される文化賞です。

ノミネート候補は、音楽やスポーツなど、あらゆるエンタテインメント業界で活躍しているアフリカ系アメリカ人や他のマイノリティの人々になっています。

まだまだ差別が蔓延る社会において、それらの対象になりやすい人達(アフリカ系アメリカ人)を称えるために作られました。

ちなみに、BETの略は「Black Entertainment Television(ブラック・エンターテイメント・テレビジョン)」といいます。

*しかし、主流の読み方は、BET Awards(ビーイーティー・アワーズ)とそのままの形です。

さて、話は戻り『Late To Da Party(F*ck BET)』ですが、「F*ck BET(死◯, BET)」と、曲名からしてBET Awardsに恨みがあることが分かります。

実は、この曲には、リル・ナズ・X自身がBET Awardsにノミネートされないことに対する怒りが込められているんです。

彼は、2020年に、BET Awardsの最優秀新人賞のノミネート、また2019年と2021年にBETヒップホップ・アワードで5部門のノミネートを獲得しています。つまり、毎年のように BET Awardsにノミネートされていました。

しかし、今回の、BET Awards2022 ではノミネートはゼロ。この現実に対して、怒りや皮肉を込め『Late To Da Party(F*ck BET)』をリリースしました。

曲の中には「俺は今年、3つの曲もトップ入りしているんだ」と歌詞を入れ、表彰されるには十分な功績を残していることを訴えています。明らかに “BET” に対しての主張している歌詞に一つです。

 『Late To Da Party』予告編 について

この曲『Late To Da Party(F*ck BET)』には、リリース前日の2022年6月23日に、予告編動画(Official Trailer)が Youtube上にアップロードされています。

その中で、リル・ナズ・Xはこのようなメッセージを残しています。

[本文]

Today, in a galaxy far, far away….
現在、遠い遠い宇宙で….

LATE TO DA PARTY

Episode I
エピソード1

FUCK BET
死○BET

NBA YOUNGBOY is on house arrest. trapped on the isolated planet HATU. The brutal empire of Terror (BET) has betrayed LIL NAS X, turning their back on him after using him for clout.
NBA ヤングボーイは自宅監禁されている、”HATU”という孤立した惑星に引っかかって。恐怖政治の残虐な帝国(BET)は、リル・ナズ・Xを裏切った、彼の影響力を使った後に追い出したんだ。

With the music industry in turmoil, the galaxy is looking for a new hero. NAS must use the ancient power of VIDEO EDITING to free YB and defeat the evil BET before time runs out…
音楽業界が混乱の中、ギャラクシーは新たなヒーローを求めている。リル・ナズ・Xは、ビデオ編集という古代の力をヤングボーイに使わなければならない、そして凶悪なBETを倒さなければならない、彼が逃げ出してしまう前に。

LATE TO DA PARTY

引用:https://www.youtube.com/watch?v=2vkxsA4wLTA

実際のトレーラー

実際のトレーラーは、映画スターウォーズのパロディーのような形で、リリース前に多くのリスナーが惹きつけられるようなものです。

個人的には、太字の2つの部分がとてもユーモアがあると感じました。

・Fuck BET

” Episode 1 FUCK BET / エピソード 1 死○BET ” と、直接的な悪口を一番初めに表示しています。

これも視聴者をクスッと笑えるようなものにしているのですが、これはあくまで BET Awardsにちなんだコメディーエンターテイメントとして投稿されたと個人的には受け止めています笑

・The Brutal Empire of Terror(BET)

BETの略は先ほども紹介したように、「Black Entertainment Television」意味は「アフリカ系アメリカ人や他マイノリティの人種のためのエンターテイメントTV」と、とても健全な意味が込められている頭文字をとっています。

一方で、今回、リル・ナズ・Xは、ノミネートされていないことの皮肉を込めて、「The Brutal Empire of Terror」意味は「恐怖政治の残虐な帝国」と、日本語で言う語呂合わせのような形で、BET Awards を悪者に仕立てています。

 彼が BET Awards 2022にノミネートされたい理由

彼がここまでして、BET Awards 2022にノミネートされたいのには理由があります。
まずは、彼の2022年6月7日のツイッターをご覧ください。

[本文]

this not over no bet award this is about the bigger problem of homophobia in the black community, y’all can sit and pretend all u want but imma risk it all for us.”

BET Awardsにノミネートされないことはまだ終わってない、僕がノミネートされないことは黒人の同性愛者にとってこれは大きな問題なんだ。君たちは皆が求めている姿で座ってればいい、でも僕は(黒人のゲイのため)全てのリスクを負うつもりだ。

引用:https://twitter.com/LilNasX/status/1534281536153042945/

このツイッターの内容は、今までBETでノミネートされるたびに、彼が世界に向けて、” 黒人同士の同性愛” を主張してきた大きな機会を作ってきたこと、また彼の影響力の大きさを表しています。

BETでノミネートされると、世界中にノミネートの瞬間がテレビで公開されます。そのため、リルがその場で黒人同士の同性愛を主張すると世界に伝わるんです。それは必然的に、黒人同士の同性愛の差別、偏見をなくす運動に繋がります。

つまり、彼が BET Awards にノミネートされたい理由は、黒人同士の同性愛を主張したいため

実際に彼は、2021年のBETノミネート時に、ステージ上で黒人の男性とキスをしたりなど、黒人同士の同性愛の主張を続けていきました。

しかし、今回の2022年では、ノミネートされていないためそのような主張ができない。つまり、それは黒人同士のコミュニティーにとって不利になるんだよ、と声明しています。

 どうして黒人同士の同性愛を認めたいの?
理由は、リル・ナズ・X自身が同性愛者で、彼が同性愛を肯定運動の最前線に立っている人物だからです。

彼がここまで有名なっている一つの理由として、過激なミュージックビデオ、過激な歌詞が挙げられるように、彼は今まで過激な演出をし世界中から注目を集めていました。

その過激さとは、同性愛にちなんだものです。

彼の同性愛についてさらに知りたい方は、
詳しくは、こちらのサイトをご覧ください。

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 『Late To Da Party』の意味とは?

『Late To Da Party』=パーティーに遅れるわけにはいかない
 この曲名の意味には、「俺は忙しい」という意味が含まれています。

『Late To Da Party』の歌詞には

[サビ]

Don’t try me, ‘cause, bitch, I can’t be late to the party, yeah

引用:https://genius.com/Lil-nas-x-and-youngboy-never-broke-again-late-to-da-party-lyrics

と、「俺を試すなよ、俺はパーティーに遅れるわけにはいかないんだ」という意味が込められています。

この「試すなよ」は、” BET Awards がリル・ナズ・Xをノミネートしなかったこと” に対して
そして、「パーティーに遅れるわけにはいかないんだ(俺は忙しい)」は、” 俺は音楽で成功している、BET Awardsなんかに時間を割いてられないんだ ”
という意味が込められています。

*ちなみに『Late To Da Party』の「Da」という意味は、「The」と同じです。

・リル・ナズ・X(Lil Nas X)が、2022年6月24日にリリース

・『Late To Da Party』は、NBA ヤングボーイとのコラボ曲

・この曲は、”BET Awards 2022” に対しての怒りの曲

・リル・ナズ・Xの今年の “BET Awards ノミネート” がないことの怒りが込められている

・リルがノミネートされたい理由は、黒人同士の同性愛を世界に向けて主張したいから

・『Late To Da Party』=パーティーに遅れるわけにはいかない

 リル・ナズ・X & NBA ヤングボーイ『Late To Da Party』まとめ

皆さん、いかがでしたか?少しでも皆さんの疑問を無くし、『Late To Da Party』を詳しく伝えることができたなら幸いです。

最後に、もう一度だけ今回のまとめについて見ていきましょう。 

リル・ナズ・X(Lil Nas X)が、2022年6月24日にリリース

・『Late To Da Party』は、NBA ヤングボーイとのコラボ曲

・BET Awards 2022年で、リル・ナズ・Xのノミネートがないことの怒りが込められている

・リルが BET Awards でノミネートされることは、黒人同士の同性愛を主張する機会ができるということ

『Late To Da Party』=パーティーに遅れるわけにはいかない

最後まで見ていただき誠にありがとうございました!これからもよろしくお願いします!!


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